マルチ商法にハマってしまった周囲の人間を助けるために必要なのは知識です。まず自分自身がマルチ商法とは何かを知らねばなりません。マルチ商法と悪徳マルチ・ねずみ講との違い、見分け方、違法性、対処法。知っていなければ逆に丸め込まれてしまう場合もあります。先ずはきちんとした知識を得て、それから根気よく話し合いましょう。

マルチ商法は例え法に触れていなくても、本人が気付かない内にその人の生活を脅かしている場合があります。マルチ商法にハマってしまった友人の今まで購入してきた商品、講習会への参加費用、契約金などの総額を本人に聞いてみましょう。そしてそれが如何に常軌を逸しているか、それによって得られたものがどれだけ価値があるかなどを本人に分からせる必要があります。

自分の置かれている状況を理化した場合でも、「これは勧める相手の為にもなるから」、「将来は必ず儲かるから」といった事を盲目的に信じている場合があります。ここまでくるとビジネスというよりカルト宗教に近い感じです。

そんな調子でマルチ商法にハマっている人に対しては、まずその根拠を聞きましょう。例えば取り扱っている商品がきちんとしている、などと言った場合「どうきちんとしているのか?」を聞くことから始めます。その商品の成分を聞き、本当に効力のあるものなのか、また値段は適正なものなのか、販売方法に無理はないかといったことを聞いていきましょう。その過程で不審ことがあればそれを説明してもらいます。説明できないことがあったり、素人に看破されるような内容であれば、それは果たして絶対の信頼を置いても大丈夫なのかを説明していきます。

更に、すべての知り合いに商品を紹介した後、断られてしまった場合などの行き詰ったときのことを話し合ってみましょう。知り合いも無限でなければ、購入してくれる人も数は限りなく少ないはずです。周りに助けてくれる人が一人も居なくなったときどうするのか、冷静になればすぐにわかりそうなことでも、ひとつひとつ根気よく理解させることが、友人を助けるためのたった一つの方法です。

マルチ商法から足を洗うためには、何よりも本人の意思が必要です。そのためには、周囲の人間がマルチ商法に関する正しい知識を持って、それを伝え教えていかなければなりません。

私も友人がマルチ商法にハマってしまったときはどうしようかと思いました。何を言っても信じてくれないし、反論してくるのです。知識のなかった時には、その反論を覆すこともできず、このまま距離を置いてしまおうかと思ったこともありました。

ですが、それでは何も変わりません。それどころか被害を受ける人が増えるばかりです。なので、1からマルチ商法のことを勉強しながら何度も何度も根気よく友人と話し合いました。辛くてくじけそうなこともありましたが、話を聞いた他の友人も協力してくれ、今は本人の意思で悪徳マルチからは足を洗い、普通の生活に戻っています。

誠意は必ず伝わります。助けたいと思うのならば、まずは諦めないことが大切です。



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